お友達に誘われて コスモス会に参加しました。
今日は 氷見の
㈱ラポージェさんへ。
工場内の様子。
こちらは 和服の縫製が主事業で 縫製技術を徹底的に工程分析し
作業の分業化と可能な限りの効率化を実現しているそうです。
着物は 手縫い…の思い込みが強かった私には
思いもかけない工場の様子に ボーっとしてしまいました。
ミシンが布の上を動いて縫っているんです!
社長の白石さんが 製作された早乙女太一のタペストリー
厚手の布地もずれることなく縫え 自由自在な運刺ができるという
「卑弥呼」で 社長さんが実際に縫ってくださいました。
見る見るうちに一枚のバラのモチーフができてしまいました!
着物縫製業界は 以前は2兆円産業といわれていたそうですが
現在ではその何分の一になっているそうです。
縫製のほとんどは 中国などの単価の安い国に委託され
日本国内で和裁のできる人が激減してしまったそうです。
賃金の安い海外へ会社を進出させる話が 持ち上がったこともあるそうですが
日本の着物は 日本人が守らなくてはならない…
と強く思われたそうです。
何とか海外に負けないような安い単価で
しかも 美しく着物を作ることはできないか…
との想いから ミシンの開発が始まったそうです。
私たちの おうちにあるミシンを思い出してください。
あのタイプのミシンでは着物の布地を縫うことはできません。。。
この工場に来ると目からうろこ。
開発されたミシンには 押さえが無いということから
自在な運刺が可能で
それが パッチワークをするには最高のミシンだと分かり
日本はもちろん 海外へのキルトコンテストに出品しておられるそうです。
私も 「卑弥呼」を使って何か縫ってみたくなりました。
そして 社長さんの66歳とは思えないくらいの若々しさ
ものすごい前向きな考え方に圧倒されました。
ここに来ると 何かパワーがもらえる…
そんな感じの会社でした。